「横浜・みなとみらい」と聞くと、観光やイベントのにぎやかな街を思い浮かべる人も多いかもしれません。私がよく滞在しているのは、その中心部から少し東側にある海岸通エリア。馬車道や新港地区、赤レンガ倉庫などが徒歩圏内にあり、みなとみらいの水辺にも隣接する、新港地区や赤レンガ倉庫にも歩いて行ける、落ち着いた雰囲気のある場所です。
みなとみらいのすぐ隣にある馬車道エリアには、旧富士銀行横浜支店のようなレトロな建物が今も残っています。そのすぐ近くには高層ビルが静かに建ち並び、古さと新しさが自然に共存するこの空気感が、私はとても好きです。華やかというよりも、落ち着いた雰囲気とゆったりとした時間の流れが感じられるエリアです。
桜木町駅からホテルまでのおすすめルート
滞在のときは、桜木町駅から横浜市役所を抜けて、北仲ノットの脇を通り、川沿いの道を歩いてホテルへ向かいます。 人が多すぎず、風通しもよくて、自分のリズムで歩けるのが気に入っているポイントです。きれいな市役所の中を通っても良し、その横の川辺を歩いても良し、雨の日には地下ルートで北仲ノットや馬車道駅方面へ向かうこともできるなど、いくつかの選択肢があるのも魅力です。 観光地のにぎわいから少し離れた、日常のような空気感を感じられる横浜の風景です。
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉で“住むように泊まる”
泊まっているのは「アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉」。馬車道駅から徒歩3分ほど、**海岸通エリア(みなとみらいの東側)**に位置し、観光にも仕事にも便利な立地です。
アパホテルの“1秒チェックイン”機能で、当日の朝からアプリで空いている部屋を自分で選べるのが便利。私はいつも、眺望なしの低価格帯の部屋を選びます。朝ごはんはつけず、ホテル内にあるファミリーマートでコーヒーとパンを買って、軽く済ませるのが私の定番です。必要以上に構えないこのスタイルが、自分にはちょうどいいと感じています。
クレンジングや化粧水などの基礎化粧品もそろっていて、旅先でもスキンケアの心配がいりません。
大浴場は広くて快適。サウナはないけれど露天風呂もあり、十分にリラックスできます。湯上がりには、大浴場のフロアにあるマッサージチェアで体をほぐすのも、私にとっては小さなご褒美です。
実際には、仕事がある日は上司宅に泊まらせてもらっているのですが、それ以外の時間を過ごす場所として、このホテルの存在がとても心地いいのです。
馴染みの街で、いつものように過ごす
ホテルにはコンビニが2ヶ所あり、以前は、イートインスペースから観覧車やエアキャビンが見えていたのもお気に入りでした。 今は隣にビルが建設中で、その景色も少しずつ変わっていますが、それもこの街の時間の流れの一部だと感じています。
朝のコーヒー、ホテル周辺を歩くひととき、ホテルで過ごす静かな時間—— 決まったルーティンのなかで、ほんの少しだけ場所を変えるだけで、気持ちに余白が生まれるような気がします。
自分の拠点として、街との関係が深まっていく
以前は、鎌倉に住んでいた頃によく遊びに来ていたみなとみらい。
いまは“もうひとつの住まい”として、仕事の前後に滞在しながら整える場所になっています。
ふらっと鎌倉から電車に乗って訪れていた頃とは違って、 今は「戻ってくる場所」として、この街を歩いている自分がいます。 ライフスタイルが変わっても、街との関係は自然と深まっていくものなんだと感じています。
“気分を変える場所”として、また訪れたい
拠点といっても大げさなものではなく、
お気に入りのルートを歩き、いつものホテルに泊まる。
それだけで、自分の暮らしの中に少しだけ別のリズムが生まれるのを感じます。
にぎわいと落ち着きがちょうどよく混ざり合う、みなとみらいのこの一角で、 また仕事と気分転換を兼ねて過ごしたい。 そんなふうに感じさせてくれるのが、私にとっての「住むように泊まる」場所です。