新居を建てても車はなし
新居を建てたとき、玄関前にはコンパクトカーと軽自動車の2台が置ける駐車スペースを確保しました。
けれど、そこに今も車はありません。
理由はシンプル。今の生活に大きな不便がないこと、そして家を建てたばかりで資金を貯めたいことです。
鎌倉でのオープンカー生活

鎌倉に暮らしていた頃は、自分のオープンカーを所有していました。
海沿いの道を走れば、風が頬を抜けていく感覚がたまらなく心地よく、運転そのものが楽しい時間。
しかし、引っ越す1年ほど前に車を手放す決断をします。
車を手放しても不便がなかった鎌倉生活
車を手放したあともしばらく鎌倉に住み続けましたが、電車生活で十分事足りる環境だったため、不便はありませんでした。
駅や商店が近く、日常生活は徒歩や公共交通でカバーできたのです。
実家暮らしと舞鶴・京都暮らし

その後は福井の実家で家族と同居し、必要なときは家族の車を借りられました。
さらに舞鶴や京都で暮らした時期も、電車中心の生活で困ることはなし。
伊根などの観光地へは職場の友人が車を出してくれて、車なしでも十分に楽しめました。
福井駅前で続ける「車なし生活」

現在は新居に移り、実家から離れたため家族の車を借りることはできません。
それでも職場へは電車通勤が可能で、スーパーが徒歩圏内にない不便さはイオンネットスーパーやオイシックスの宅配で解決しています。
そして何より、私が住んでいるのは福井駅前エリア。
駅まで徒歩圏内で、公共交通やお店へのアクセスが比較的良いため、地方でも駅前住まいなら車なし生活が成り立つ大きな要因になっています。
レジャーで海に行きたいときも、家の近くからバス一本でアクセス可能。
必要に応じてレンタカーやシェアカーを利用し、最近はシェアバイクも使っています。
先日も鎌倉時代のシェアメイトが遊びに来たときに駅前でレンタカーを借りて観光しました。
車なし生活のメリットと少しの寂しさ
車を持たないことで、維持費(保険・車検・ガソリン)にかかる出費がなくなり、資金を貯めやすくなりました。
一方で、思い立った瞬間にハンドルを握れない寂しさは少しあります。
鎌倉で味わった「風を切るドライブ」の感覚は、やっぱり恋しいもの。
いつかまた「これだ」と思える車に出会えたら、そのときは迷わず所有しているかもしれません。
地方でも駅前住まいは想像以上に便利
今回の経験から強く感じるのは、地方であっても駅前に住むというのは想像以上に便利だということ。
駅まで徒歩で行ける距離にあるだけで、公共交通や店舗、行政サービスへのアクセスがぐっと楽になるのです。
もちろん駅の規模や路線の本数にも左右されますが、車なし生活を成立させる条件のひとつだと実感しています。